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タモとナラの本実(T&G)壁パネル:プロファイル、所要量、施工の勘所

2026-09-02 — Yachidamo チーム

タモとナラの本実(T&G)壁パネル:プロファイル、所要量、施工の勘所

広葉樹の本実(T&G)壁ライニングは、ビルダーが提供できる造作仕上げの中でも粗利の高い部類に入ります。見た目はビスポーク、施工は目板張りより速く、きちんと組めば暖房 3 シーズンを公差内で生き残ります。間違えれば 2 月に反るか、硬貨が通る隙間が開きます。新規代理店に必ず渡す購入・施工ブリーフを下記にまとめました。

当社が切るプロファイル

当社で見積もるほぼ全案件を 3 プロファイルでカバーします。

プロファイル見付幅厚み見え方
クラシック V 目地96 mm15 mmジョイントごとに鋭いシャドーライン。フォーマルなパネル感
マイクロ V 目地96 mm15 mmシャドーライン 1 mm のみ。現代的
ベベル(面取り)120 mm18 mm両辺に 5 mm 面取り。広めのシャレー感

長さ:一枚物で 1500 – 4200 mm。エンドマッチ(端部にも本実)はヘリンボーンやオフセット用に 20% 増しで対応。

所要量と歩留まり

  • 96 mm プロファイル: 壁面 1 ㎡ あたり約 10.4 lineal m。カット余裕 8〜10%。
  • 120 mm プロファイル: 壁面 1 ㎡ あたり約 8.3 lineal m。6〜8%。
  • ヘリンボーンや斜め張りは + 15%。
  • バンドル内は長さミックス。長尺のみ(> 2400 mm)の梱包が必要なら事前に指定を。

含水率と膨張

出荷含水率 8 ± 2% MC。北米大部および北欧の 40〜50% RH の暖房室内環境にマッチします。暖炉のある部屋や亜熱帯で 60% RH 以上の環境なら、現場で 5 日馴染ませてから施工してください。全クレームを防ぐルール 2 つ:

  1. 壁面の端部ごとに 3 mm の伸縮代。 スコティアやシャドウギャップモールで覆う。石膏に直接コーキングしない。
  2. 面釘打ちしない。 本実に 25° の斜め打ちで 40 mm ブラッド。面釘は壁全体を固定し、仕上げに割れが走ります。

施工手順、正直なショート版

  1. 20 × 40 mm の胴縁を 400 mm ピッチで下地に取り付け、垂直・水平を確認。省略禁止——曲がった壁をまっすぐな板で救えません。
  2. 見える出隅から割付。1 枚目を縦割きし、最後の板が最低 40 mm 幅になるように調整。
  3. 溝側を壁側にして 1 枚目を据え、本実に斜め打ち。次の板をはめ込み、端材で叩いて密着、斜め打ち。
  4. 継ぎ目は千鳥配置。隣り合う 2 列で継ぎ目間隔は 300 mm 以内に揃えない。
  5. 施工後にハードワックスオイル 2 回塗り、拭き上げ。実例はマンチュリアン・アッシュ本実プロジェクト参照。

樹種と仕上げの選び方

  • マンチュリアン・アッシュ —— ペールストロー、軽い杢。オイル下でモダンに。
  • モンゴリナラ —— 温かなハニー。柾目で虎杢がはっきり。トラディショナル。
  • イエローカバ —— プライマー+ホワイトオイルでほぼ白。キャビンや狭い部屋向き。

樹種カタログ:アッシュ、ナラ、カバ。プロファイル寸法図は壁パネル製品ページ。